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文藝春秋が掲載した尾崎が残したとする遺書全文

 

文芸春秋に掲載された尾崎 豊の遺書全文

繁美夫人が主張した遺書なるもの

思いう虻まだ浅き月日おも人の言う己を語り尽すには足らず。最果ては全てを許したいけれど、その余り今なお生きる我に痛みの雨ぞ降りて折り、あなたの歌が聞こえてきます。

 

まだ若かった頃のあなたの声があなたのぬくもりが甦ってきます。  さようなら、私は夢見ます。

 

尾崎繁美となりたもうた女神よ

 

今の悲しみに真のあなたの美しき綺麗な優しさを覚えます。

やがてこの暮らしを鏡として、そしてあなたを求愛し貴方を幸せに導きます。

私たちの愛に育まれる天使,裕哉を天命の元に敬愛します。

 

あなたは天命たる天女,そして天命たる女神,子はその道のもとに生まれたる天使やがて世の幸を待つ人々にとって使徒となるものたちが私たちの為に幸働く日が来るでしょう。

 

その日のためにあなたをこよなく愛します。あなたを生涯守ります。

あなたに世界、そしてこの世の全ての幸せとなる尾崎豊より捧げます。

天の女神、そして天の使徒を守る天の子、そして幸を待つ人々のために。

 

繁美、あなたは本当に女神なのですよ。

裕哉、あなたは間違いなく天使なのですよ。

 

私はただ、あなたを愛し続ける名の神であり続ける。

皆の言うことをよく聞いて共に幸になってください。

 

先立つ不幸をお許しください。先日からずっと死にたいと思っていました。

 

死ぬ前に誰かに何故死を選んだのか話そうと思ったのですが、そんな事が出来るくらいなら

死を選んだりしません。ただ死という状況が瞬く間に訪れるのです。

 

生と死を知り、生を葬るのです。生と善意はあれど死を感ずるところ、ただ失意の如くに死に向かい今、人の群棲を歩き、痛み、ただ雨の如し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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